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山崎12年


せっかくバカラの名入れグラスをプレゼントしたのに、 ウィスキーやスコッチ・バーボンなど、

せっかく盛り上がってきた話題についていけない。

ウィスキーの話はよく分からない。

それではいただいた方もちょっと悲しいかも・・・ そんなお客様のためにウィスキーの基礎知識として、

この「ウィスキー編」を書き始めました。

日本で最初の国産ウィスキーが発売されたのは1929年の事でした。

そして80年以上の年月を経て日本のウィスキーは新たなステージに上がろうとしています。 いまや日本のウィスキーが海外のコンテストで続々と入賞を果たし、

日本のウィスキーから世界のジャパニーズウィスキーに変わろうとしているのです。 ISC(International Sprits Challenge)、イギリスで毎年開催され、

世界中から注目されるウィスキーの世界大会で2003年をかわきりに、

山崎、響、白州、竹鶴、余市、宮城峡が毎年、最高賞や金賞に輝いています。

WWA(World Whiskies Awards)世界100カ国で、

愛読されている「ウィスキーマガジン」が、

主催するコンテストでも2007年から、

竹鶴、響、余市がワールド・ベスト・ウィスキーのブレンデッド部門や、

シングルモルト部門で選ばれています。

今日はみなさんご存知のジャパニーズウィスキー 山崎12年。

山崎蒸留所は1923年にできた日本で最初の本格蒸留所です。 山崎が選ばれたのは千利休が惚れた、

日本の名水「離宮の水」をマザーウォーターとして選んだからです。

山崎蒸留所の歴史は日本のウィスキーの歴史と言ってもいい過ぎではありません。

ウィスキー造りで不利とされる日本の夏の暑さを克服して、 日本独自の上質で繊細な味わいのシングルモルト山崎を昇華させました。

2003年にはISC(International Spirits Challenge)で金賞を獲得し、 2010年までで合わせて3度の金賞を受賞しています。

2014年も各賞を総なめにしています。

ISCとはイギリスで毎年開催されるウィスキーのコンペティションで、 世界のウィスキーのブレンダー・ディステイラー12人が目隠しした状態で 官能審査し、合議制により賞を決める極めて厳正で、 世界的に評価の高いウィスキーの世界大会です。

山崎の味わいはスコッチとはまた違う繊細で優しい飲み口です。 日本人の細やかで繊細な物造りの姿勢がそのまま乗り移っている様な味わいです。

山崎はフルーティで塾樽香がしっかりのった厚みがありながら、 何処かさらっとした桜の様な潔い儚さを感じさせる、 日本のウィスキーになっています。

これは桂川、宇治川、木津川が合流する湿潤な自然が、 山崎の熟成を助け育んできたのだと感じずにはいられません。


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