せっかくバカラの名入れグラスをプレゼントしたのに、 ウィスキーやスコッチ・バーボンなど、
せっかく盛り上がってきた話題についていけない。
ウィスキーの話はよく分からない。
それではいただいた方もちょっと悲しいかも・・・ そんなお客様のためにウィスキーの基礎知識として、
この「ウィスキー編」を書き始めました。
今日はバーボンの中で僕が一番好きな、
名匠ブッカー・ノォを目標とするスモール・バッチ バーボン
ブッカーズについて書きます。
とにかくスコッチとか日本のウィスキーとかとは、 全く別次元で旨いです。 64度のアルコールとこの濃密な旨さは、 ティスティングとかそんな次元ではありません。
もう「どうだ!ガツーン」って感じかな!
このブッカーズって加水や濾過をせず樽からそのままお届けバーボンなんです。
だからアルコール度数が64度もあってこの信じられないコクと濃さが実現した訳です。
ブッカーズは名匠ブッカー・ノォの考案した「スモール・バッチ バーボン」
少量の樽を混ぜ合わせる事で一定の品質を実現すると言う考え方から生まれました。 ブッカー・ノォは100年ほど前にバーボンを販売していた時は、 樽から直接計り売りしていたそうです。 だからブッカーズは製造工程で「バレルプルーフ」(加水)や濾過を一切せず 樽から直接瓶詰めされている世界で唯一のバーボンです。 ブッカーズの1本1本の首の付近にラベルがついていますが、 ラベルには何年何ヶ月熟成をどの樽でされたのかのナンバーと度数が刻まれています。 ちなみにこのボトルには7YRs 0MO BATCH N2 C02-1-24 64.2%ALC/VOL (128.4 PROOF)刻まれています。 この意味はBATCH N2 C02-1-24の樽で7年0ヶ月熟成した 64.2%のバーボンです。という意味です。 意外に早く感じるかも知れませんがバーボンは平均6〜8年で熟成します。 64.2%はやはり凄くアルコール度数が高いです。
1口目はアルコールにしか感じません。
2口目は喉ごしは想像以上にスムーズになり濃厚なフレーバーや、
独特のざらっとした複雑なフルーティな味わいに心をわしづかみにされます。
この経験は「参りました」と、思わず唸りました。